Artists

日下紗矢子(ヴァイオリン)

芦屋市出身。2001年東京藝術大学を首席で卒業後、米・南メソディスト大学、フライブルク音楽大学に留学。パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第2位、日本音楽コンクール第1位、シベリウス国際ヴァイオリンコンクール第3位。2008年ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団第1コンサートマスターに就任。2009年ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラのリーダーに就任。2013年読売日本交響楽団のコンサートマスターに就任(2017年度より特別客演)、日独両オーケストラのコンサートマスターを兼務している。

©Akira Muto

小川響子(ヴァイオリン)
東京藝術大学、同大学院修士課程を首席で修了。ミュンヘン音楽演劇大学、ベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミーにて研鑽を積む。第10回東京音楽コンクール弦楽部門第1位、聴衆賞を受賞。ピアノ三重奏団「葵トリオ」として2018年ARD国際音楽コンクール(ミュンヘン国際音楽コンクール)で、ピアノ三重奏として日本人団体初の優勝を受賞。リヨン国際室内楽コンクール二重奏部門第3位。これまでに、国内の主要ホールの他、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンをはじめ、ヨーロッパでの公演にも数多く出演している。 第28回青山音楽賞「バロックザール賞」、第29回日本製鉄音楽賞等を受賞。サントリーホール室内楽アカデミー第3期、第4期フェロー。現在は葵トリオの活動のほか、室内楽奏者、ゲストコンサートマスター等、国内外で活動している。2024年4月より名古屋フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターに就任。
©Kosuke Atsumi

フェリックス・シュヴァルツ(ヴィオラ)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団第1首席ヴィオラ奏者。ハンス・アイスラー音楽大学で学ぶ。ジュネーブ国際音楽コンクールで2つの賞を受賞。ソリストとしてダニエル・バレンボイム、ミヒャエル・ギーレン、イェフィム・ブロンフマン、エレーナ・バシュキロワ、ニコライ・ズナイダー、ピンカス・ズッカーマンらと共演。室内楽にも熱心に取り組み、トリオ・アポロンを結成、2005年録音のCD「20世紀のクラリネットとヴィオラとピアノの三重奏曲集」はドイツ・エコー賞受賞。ベルリン弦楽トリオ(旧ゲーデ・トリオ)のメンバーとしても活動。セビリアのバレンボイム=サイード財団音楽アカデミーやベルリン国立歌劇場管弦楽団アカデミーで若手音楽家の育成にも取り組んでいる。ロストック音楽大学教授。

アンドレアス・グレーガー(チェロ)
1986年よりベルリン国立歌劇場管弦楽団第1首席チェロ奏者。ハンス・アイスラー音楽大学およびリスト音楽院で学ぶ。ヨゼフ・シュワブ、ジェルジ・クルターグ、ミクローシュ・ペレーニらに師事。国内外のコンクールで入賞し、ソリストとしてベルリン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン交響楽団(現・ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)、ベルリン放送交響楽団と共演。1992年よりベルリン弦楽トリオ(旧ゲーデ・トリオ)のメンバーとして国際的に活動、CD録音も多い。セビリアのバレンボイム=サイード財団音楽アカデミー創設期に指導者として参加した。ハンス・アイスラー音楽大学教授。
©Peter Adamik / Staatskapelle Berlin

金子平(クラリネット)
1984年、埼玉県所沢市で生まれ、東松山市出身。東京芸術大学を経て、2005年から独リューベック国立音楽大学で学び、2012年同大学院卒業。クラリネットを半田裕一、山本正治、村井祐児、ザビーネ・マイヤーの各氏に師事。2001年ヤング・クラリネッティストコンクール・ヤングアーティスト部門第1位。2006年日本音楽コンクール第1位、併せてE.ナカミチ賞、岩谷賞(聴衆賞)。2008年ヴィースバーデン・モーツァルト・コンクール第1位、同年ARDミュンヘン国際音楽コンクールで日本人初の第3位入賞、2009年ルイ・シュポーア・メダルなど受賞多数。2009年から2012年までリューベック歌劇場管弦楽団(リューベック・フィル)でクラリネット奏者を務めた。室内楽奏者としてNHKラジオ「リサイタル・ノヴァ」、木曽音楽祭、東京春音楽祭などに出演。木管六重奏団「東京六人組」のメンバーとして数々の公演を行う。現在、読売日本交響楽団首席クラリネット奏者、紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。

野入志津子(リュート)
京都生まれ。同志社女子大学音楽学科(音楽学専攻)卒業。在学中よりリュートを岡本一郎氏に師事。京都音楽協会賞受賞。リュートとルネサンス、バロック音楽を学び深めるためにバーゼルのスコラ・カントルムでオイゲン・ドンボアとホプキンソン・スミスに師事、1991年ソリストディプロマ。アムステルダムを拠点に活動している。古楽界の巨匠ルネ・ヤーコブスの専属リュート奏者として20年以上にわたりオペラやオラトリオの上演を続けている。アンサンブル“Les Plaisirs du Parnasse”のメンバーであり、世界各国でソリスト及び通奏低音奏者として、アンナー・ビルスマ、Concerto Vocale、イ・ムジチ合奏団、フライブルク・バロック・オーケストラ、Ensemble 415、ベルリン古学アカデミー, バッハ・コレギウム・ジャパン など先導的なアーティストやアンサンブルと活動している。

日下知奈(ピアノ) 
東京藝術大学音楽学部附属高、同大学、同大学大学院修了。第14回園田高弘賞ピアノコンクール第3位、併せてメシアン賞受賞。ロームミュージックファンデーションの奨学金を得てケルン音楽大学に留学し、ピアノ・室内楽ともに首席で卒業。第3回東京音楽コンクール第3位。2007年バロックザール賞受賞。2009年摂津音楽祭伴奏者賞。NHK-FM出演のほか国内各地でソリスト、室内楽奏者として幅広く活躍している。現在東京藝術大学弦楽科伴奏助手、国立音楽大学付属高等学校・中学校講師。
©Akira Muto

スーパーキッズ・オーケストラ
兵庫県立芸術文化センターの事業として2003年より開始。全国の小学生から高校生までの子供たちをオーディションにより選抜し、佐渡裕氏の指揮・指導により様々な活動を展開。同センターでの演奏会のほか、各種イベントやテレビ番組への出演をはじめ、東日本大震災や熊本地震などの大規模災害の被災地において心の復興を願う演奏会「こころのビタミンプロジェクト」を実施するなど、各地で奏でられるクオリティの高い演奏と純粋な音楽で、全国より注目を集めている。2017年11月「第2回貝原俊民美しい兵庫づくり賞」、2019年1月「2018年関西元気文化圏賞ニューパワー賞」受賞。