開場/開演 | 13:30 開場
14:00 ロビーコンサート開演
15:00 クロージングコンサート開演
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会 場 | ルネサンス クラシックス芦屋ルナ・ホール
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チケット | 一般前売 3,500円(当日4,000円)
高大・院生 2,000円(当日同額)
小・中学生 1,500円(当日同額)
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出演者 | 【関西出身の若手演奏家によるロビーコンサート】
①1stVn:大本和司(相愛大学 音楽学部2年)
2ndVn:谷田翔平(京都市立芸術大学音楽学部1年生)
Va:松蔭さとり(相愛大学音楽学部1年生)
Vc:服部碩希(神戸大学附属中等教育学校5年)
②1stVn:久保村桃香(京都市立京都堀川音楽高等学校2年)
2ndVn:奥村珠どり(桐朋女子高等学校音楽科2年)
【クロージングコンサート】
日下紗矢子(Vn)、大江馨(Vn)、アンドレアス・ヴィルヴォール(Va)、柳瀬省太(Va)、ペーター・ブルンズ(Vc)、中木健二(Vc)、日下知奈(Pf)、渡邉玲雄(Cb)
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プログラム | 【関西出身の若手演奏家によるロビーコンサート】
①ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番へ長調op96 『アメリカ』より第1楽章
②ルイ・シュポーア:2つのヴァイオリンのための二重奏曲 ニ長調 Op. 67, No. 2より 第1楽章
【クロージングコンサート】
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン(弦楽七重奏版)
クライスラー:ピアノ三重奏のための3つの小品
《オールド・リフレイン》《ロンドンデリーの歌》《ウィーン風小行進曲》
ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ長調 op.34
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聴きどころ | 今年のクロージングコンサートは一言で表すと“美“でしょうか。
一曲目のリヒャルト・シュトラウス(1846-1949)のメタモルフォーゼン、日本では「変容」と訳されることが多く、元々は23の独奏弦楽器のために書かれた曲をルドルフ・レオポルドが弦楽七重奏版に編曲しました。この曲は第二次世界大戦が終結する1945年5月直前の3月から4月にかけて作曲されました。シュトラウスはこの時81歳、ウィーン、ドレスデンやミュンヘンといった自分とって思い入れのある都市が破壊的に攻撃され、ドイツ帝国が破滅していくのを目の当たりにした彼の胸中は如何なるものだったのでしょうか。深い哀悼に満ちた曲ですが、シュトラウス独特の弦の響きは心を震わすほど美しく、単に悲しみだけではなく憧れや愛情、激情、感情の渦巻く様は“音楽“でこそ表現出来るのだと思わせてくれます。
そして続くフリッツ・クライスラー(1875-1962)の作品は非常に有名ですが、彼の小品はどれも本当に魅力的です。甘く、時にはお茶目で洗練されている彼の音楽は彼自身を表しているのでしょう。
そして最後のヨハネス・ブラームス(1833-1897)のピアノ五重奏曲。この曲は当初弦楽五重奏曲として作曲されたものの評判が良くなく、その後2台のピアノのための作品に仕上げます。しかし元々弦楽のために作曲されているものをピアノのみで表現するには魅力が失われているとの指摘を友人に受けたことで、最後にこのピアノ五重奏曲という形に落ち着きました。暗く陰鬱な中にも若い活気に溢れた作品で、特に2楽章の抒情楽章の美しさや3楽章の力強さなど、心を奪われる瞬間がたくさんあるブラームスの代表作です。
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備 考 | 主催:芦屋国際音楽祭実行委員会、芦屋市、芦屋市教育委員会
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会
助成:公益財団法人日本室内楽振興財団
認定:公益社団法人企業メセナ協議会
※未就学のお子様のご入場はお断りいたします。
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